『彩堂かすみの謎解きフィルム』と『京都寺町三条のホームズ』

  • 2020.03.28 Saturday
  • 08:54

こんにちは、もりちゃんです。

 

今回は最近読んだライトミステリーの2冊をご紹介します。一つは騎月孝弘著『彩堂かすみの謎解きフィルム』で、もう一つは望月麻衣著『京都寺町三条のホームズ』です。

 

もりちゃんは元々はガッツリしたミステリーやスパイ小説のようなハードなものが好きでしたが、年をとったせいか好みも変わり、最近はライトミステリーや、人間を描いた内容が好きになりました。新しいジャンルに好みが移り、読書が増々好きになりました。

 

今回紹介する小説はライトミステリーというジャンルで、読んでいてほのぼのした気分になれます。また登場人物が事件で死んだりしないのもいいですね。ミステリーというと必ず誰かが殺され不審死を解いていくのですが、ライトミステリーでは事件ではなく、日常の誰もが抱えるであろう悩みや疑問を解いていきます。

 

その悩みや疑問を主人公がそれぞれの専門知識を用いて解決していくのです。難問を解く際の知識の深さに感心し、どんなことでも一生懸命勉強して知識を深めるって凄いことだなと思います。やはり人間知識がある人は純粋に凄いと思いますし、その人を尊敬もでき、そして何よりも魅力的に感じますよね。この二つの物語の主人公はそんな魅力的な人たちです。

 

 

この二つの物語には共通点がいくつかあります。その一つに舞台がセットされているということです。『彩堂かすみの謎解きフィルム』では映画館『名画座オリオン』が舞台となり、『京都寺町三条のホームズ』では骨董品店『蔵』が舞台となっています。これらの舞台を基にして話が進んでいきます。

 

『名画座オリオン』に関しては、現代風のシネコンといわれる映画館ではなく、少し昭和を思い起こさせるような雰囲気ですが、決して古臭くもなく、汚いわけでもなく、むしろそこで働く人たちが愛情を持って手入れをしていて、上品さがある映画館だということが物語から分かります。上映されている映画は、いわゆる「名画」と言われるもので、最新の映画ではないのですが、支配人が毎回テーマに沿って映画を上映しています。

 

『蔵』は骨董品店ということもあり、一般人には少し足を踏み入れにくい感じがしますが、一旦店内に入ると、そこにはおしゃべりをしに来たおばちゃんやおやじがいたりしてアットホームな雰囲気をかもし出しています。この『蔵』では、店内に入ってきたお客さんにコーヒーをドリップして差し上げる設定になっています。そんなわけで近所の人がおしゃべりをしに来たりするのです。ヒロインの女子高生・真城葵と骨董品店『蔵』との出会いも、最初鑑定してほしい物があり、店の前を行ったり来たりしていたのですが、店に入ると居心地の良さに自分の悩みを打ち明け大泣きしてしまうシーンから始まりました。

 

二つ目の共通点は主人公です。『名画座オリオン』の支配人は、まだ女子大生くらいにしか見えない彩堂かすみという20代の超美人女性です。一方、『蔵』で骨董品の鑑定などをして働くのは家頭清貴(通称ホームズ)といい、この店のオーナーの孫で、抜群の鑑定眼を持つイケメン現役京大院生です。

 

この二人に共通しているのは「こだわり」があるということです。「こだわり」があるといっても勘違いしないでほしいのですが、いわゆる頑固おやじが自分の感覚だけが正しいと信じている「こだわり」ではなく、「いいものはいい」「美しいものは美しい」と物事を素直に受け入れ、そのことを徹底的に観察し、他人が感じたことにも否定するのではなく、いろいろな考え方の一つとして取り入れることができる柔軟性がある「こだわり」なのです。

 

これらの舞台や主人公達がどのような知識を駆使して難問を解いていくのか楽しみになりませんか?読んでいて面白いばかりでなく、いろいろな知識も学べるので楽しくてしょうがないですよ。

 

またそれぞれの小説には主人公に好意を寄せる二人の従業員がいます。『名画座オリオン』の美人支配人に好意を寄せるのは逢原呼人、『蔵』のイケメン京大院生にうっとりするのは真城葵です。この二組のカップル?は、恋に発展するにはまだまだなような気もしますが、初々しくて今のままでいてほしいと思う一方で、いつか気持ちが通じればいいなと応援したくもなります。

 

今回は最近もりちゃんが読んだライトミステリー2冊の紹介でした。新型コロナで外出できない今だからこそ、是非読書を楽しんでほしいと思います。

 

それではまた、チャオ!!

 

 

本の情報は以下の通りです。参考にしてください。

 

騎月孝弘『彩堂かすみの謎解きフィルム』スターツ出版株式会社

ISBN978-4-8137-0855-1

2020年2月28日 初版第1版発行

 

望月麻衣『京都寺町三条のホームズ』株式会社双葉社

ISBN978-4-575-51775-0

2017年4月27日 第18版発行

 

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YouTube動画、「英語構文・英熟語‼」を公開しています。是非ご覧ください。

 

 

 

JUGEMテーマ:小説/詩

涙腺崩壊『明日の君が、きっと泣くから。』

  • 2020.03.02 Monday
  • 12:21

JUGEMテーマ:小説/詩

 

こんにちは。もりちゃんです。

 

今日は先日読み終わったばかりの、葦永青(あしながあお)著『明日の君が、きっと泣くから。』という小説をレビューしたいと思います。まずレビューをする前に、この本を読もうと思ったきっかけを話しますね。前回のブログでも話したように、もりちゃんは本屋さんに行き、そこで目についた本を手に取りその本の購入を決めます。「目についた本」と言いましたが、それはズバリ表紙です。表紙はイラストだったり、写真だったり、幾何学的な模様であったり様々ですが、その時のもりちゃんの気分に訴えるような表紙が「目についた本」となります。

 

 

この本の表紙をご覧ください。幻想的な色合いで、たくさんの流れ星が夜空から降り、ヒロインの少女が優しく、そして幸せそうな目をして振り向いています。物語を読むと、「あっ、これは表紙のイラストのシーンだ」と気づくのですが、実際にもりちゃんが物語を読みながら頭の中に浮かべ想像していた光景と合致するのです。それほど印象的なシーンで、感動的で、もりちゃん的には物語のクライマックスと言ってもいいシーンでした。このシーンについては後でもう少し話すことにして、とりあえず話の流れがどのようになっているのかを話しますね。

 

物語は主人公の高校生・潮見渚が学校の屋上でさぼっている場面から始まります。これといった目標や楽しみもなく、死んでしまってもいいと自虐的になっている渚は、その屋上から落下するのですが『死神』によって助けられます。『死神』が助けるっておかしいですよね?その『死神』は渚に言います。「それは今日があなたの死亡予定日ではないからですよ。あなたが死ぬ正確な日時は、今日から7日後のちょうど0時ぴったりの時間になります」と。

 

急に自分の7日間という短い余命を宣告された渚は、初めのうちは何をしたらいいのか分からなかったのですが、隣の家に住む幼馴染みのヒロイン・牧瀬帆波と小学校以来初めて話をします。小学生の時は仲が良かった二人でしたが、ひょんなことから二人の距離は遠のき、それと同時に帆波からは本当の笑顔が消えてしまいました。写真部に所属し、優等生の帆波のことをずっと好きだった渚でしたが、遠すぎる存在になってしまったと思い、話すことさえなくなってしまいました。そんな笑顔を失ってしまった帆波の心からの笑顔を取り戻すことを自分の限られた7日間の目標とします。

 

最後の7日間で二人の距離は急速に縮まり、なぜ二人の距離は遠のいてしまったのかや、帆波もずっと渚のことが好きだったことを知りました。しかしお互いの気持ちを知るまでに、渚は帆波の心を傷つけてしまったり、言いたいことを言えなかったり、そして何よりもっと生きて帆波と一緒の時間を過ごしたいと思うようになるのです。そんな渚は自分の素直な気持ちを記録にとどめようと、7日間の自分の気持ちを「日記」に記すのです。普段はひねくれた考えを持って生きてきた渚の素直な気持ちがそこには記されていきます。どんな内容かは是非読んでもらいたいのでお楽しみにしておきます。

 

冒頭で話しました表紙のシーンは、渚と帆波が約束していた星の写真を撮影しに学校の屋上に行った時のことでした。そこで初めて帆波の失われていた本当の笑顔を見たシーンなのです。しかも潮見渚に残された命は後数時間。余命を死神に宣告されてからの7日間、彼は帆波の本当の笑顔を見るために「生きる」ことに正面から向かい合うようになり、同時に今まで投げやりだった彼の人生に対して「生きたい」と思うようになりました。そしてもうすぐ命のタイムリミットを迎える直前に帆波の幸せな顔を見ることが出来たのです。そして渚がこの世からいなくなった後でも、帆波が笑顔がいてくれるように生きた「最後の7日間」の自分に課した生きる意味だったのです。

 

星の撮影が終わり、家の前に二人はいます。死亡予定時刻の0時まであと数分。渚は帆波に、「それじゃあ、帆波」と言い、「うん、おやすみ」と帆波は言葉を返します。何気ない普通の言葉のやり取りなのですが、それが読んでいてとても辛かったのを覚えています。部屋に戻り、死のカウントダウンが始まり、最後の力を振り絞り渚は日記に記します。

 

【俺は、俺でよかった、です】

 

生きる意味がないと生活に絶望し、自殺未遂すらした渚でしたが、死を目前に帆波だけでなく、渚を友人だと思ってくれている友達の存在も知ることができ、普段気付かなかった家族の思いやりを知り、「生きたい」と思えたこと、それこそが最後に日記に記した「俺は、俺でよかった、です」という言葉の意味ではないかと感じました。

 

渚の死後、帆波は彼が残した日記を引き継ぎます。そしてその日記を通して帆波は渚が求め続けていた笑顔で語りかけるのです。そんな帆波の笑っている顔を渚がずっと見守っていてくれるように。

 

この小説を読み終わり、人が誰かを必要としていることはもちろんのことですが、それ以上に誰かに必要とされるために生きているんだなと、渚の最後の7日間の生き方を知り感じることができました。今までのもりちゃんの自分本位な生き方を少し反省し、自分のここまでの人生はぺらっぺらではなかったのかと振り返るいい機会になりました。是非皆さんにもこの本を読んでもらい、自分の人生を振り返り、これからどういう人になりたいのかを考えてもらえると嬉しいです。

 

それでは今日はここまでとします。

チャオ!!

 

 

参考に本の情報を載せますね。読んでみてください。

 

葦永青『明日の君が、きっと泣くから。』スターツ出版株式会社

ISBN978-8137-0804-9

2019年12月28日 初版第1版発行

 

 

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心温まる本 『木曜日にはココアを』

  • 2020.01.07 Tuesday
  • 08:39

JUGEMテーマ:小説/詩

 

こんにちは、もりちゃんです。

 

1月5日に静岡の浅間神社へ初詣に行きました。電車の旅が最近のマイブームになっているもりちゃんは、景色を見たり、音楽を聴いたり、本を読みながら電車を楽しんでいます。まさにもりちゃんにとってWalkmanと本は旅の必須アイテムです。初詣のこの日も、もりちゃんは読みかけの小説を一冊、お気に入りのブックカバーに入れ電車に乗りました。御殿場から静岡までの2時間弱の旅は絶好の読書の時間です。

 

ブックカバー

お気に入りのブックカバー

 

浅間神社での初詣を済ませ、ショッピングを楽しむ前に、歩き疲れたのでカフェで休憩しようと思い、静岡駅と新静岡駅の間位にあるStarbucksに入りました。Starbucksでは毎回エスプレッソローストをフレンチプレスで淹れてもらい、そこにフォームミルクを追加で注文します。フォームミルクがコーヒーの香りを閉じ込め、まろやかな味になるのでもりちゃんは大好きです。そして何より嬉しいのが、商品を受け渡し場所で待つ必要がなく、定員さんがわざわざ席まで運んでくれるんです。このサービスは店員さんや店舗にもよるのかなと思いますが、今までもりちゃんが行ったStarbucksでは毎回席まで運んでくれるんです。この日も2階の席まで店員さんが、フォームミルクの量を聞きに来てくれたり、運んだりしてくれました。何度も申し訳ないと思いましたが、その分感謝感謝です。店員さん、本当にありがとうございました。

 

コーヒーを飲みながら、不慣れな街での読書のひと時。なんて贅沢で幸せなのだろうと感じながら持参の本を読み終わってしまいました。この後ショッピングをして、食事を取り、帰り際にまたどこかのカフェで一休みを計画していたもりちゃんは本を一冊購入しようと思い、グーグルマップで本屋を検索し、静岡駅近くの戸田書店に向かいました。店内に入り、文庫本コーナーにザっと目を通します。もりちゃんの本選びはまず表紙カバーから入ります。なんかカバーの絵や写真で自分の感覚に訴える本を手に取ります。その裏面に書かれている大まかなあらすじを読み、「よし、これにしよ」と本を購入します。

 

そんな本選びで今回購入した本は、青山美智子著の『木曜日にはココアを』でした。なんともかわいらしい表紙で、本から暖かさを感じることができました。タイトルにもあるココアを感じさせる色合いで、この本に間違いないと直感的に感じました。購入後、さっき読み終わった本からお気に入りのブックカバーを外し、購入したこの本に着せ替えました。

 

ココア・表

 

ここからは感想です。今まで読んだ中で一番心が温まりました。主人公は各章で変わっていくのですが、それぞれの章で主人公と関わった人が次の章で主人公となって物語が続いていくのです。そのすべての人たちが、巡りめぐってどこかで出会ったり、誰かの人生に影響を与えていたりしています。話の舞台は「マーブル・カフェ」というカフェから始まります。ここのオーナーからカフェを任されて一人で運営する青年には気になるお客さんがいます。毎週木曜日の3時に「マーブル・カフェ」に来店し、座る席はいつも同じでココアを注文する一人の女性です。

 

ここから話はいろいろな人へと移り、最終的にこの二人の元に話が戻ってきます。この二人の話ももちろんですが、その途中に登場する主人公たちの何気ない日常の中の出来事は決して派手なものではなく、誰もが経験したり感じる事なのですが、私たちがふと気付かずに通り過ぎてしまっている些細な日常の大切さを思い出させてくれます。何気ない人との会話、普段は気にしていない人との関わりにも大切な何かがあることが描かれています。ふと話したその一言が、相手にはとても嬉しく感じ、時にはその人の生きる支えになったりすることもあるのだなと改めて思いました。

 

本のあらすじは皆さんに読んでもらいたいのでここまでにしますが、とにかく心温まり、優しさが詰まっている本です。帰りの電車の中では思わず涙が出てしまったこともありました。他の乗客の方々に分からないように、そっと涙をぬぐったのを覚えています。悲しいから流す涙でもなく、かわいそうだから流す涙でもなく、ただ人の優しさに涙する本なのです。もりちゃんにとって読書は宝物のようなもので1ヶ月に10冊以上は読むのですが、そのどれもが大好きなんですけど、この『木曜日にはココアを』はNo.1と言ってもいいくらいでした。もりちゃんがこの本を読んですぐにブログに載せようと思ったのもこんな理由からです。

 

ココア・裏

 

もりちゃんにも会ってゆっくり話をしたい人がいます。しかし、何十年経っても機会に恵まれず、心の中では「縁がないのかな」とか、「人生って、所詮そんなもんだよね」と、ただ懐かしむだけっていう人です。ただこの本の中の人々の関わり合いを見ていると、いつかゆっくり昔話に花を咲かせられることができるのではないかと思わせてくれます。大げさかもしれないですけど、もりちゃんにとってこの本は人生の支えとなりうる大切な一冊になりました。

 

それでは今日はここまでにします。

Bye!!

 

 

本の情報を載せますね。読んでみてください。

 

青山美智子『木曜日にはココアを』宝島社文庫 

ISBN978-4-8002-9712-9 

2019年8月20日 第1刷発行

 

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1,159段の石段

  • 2019.12.31 Tuesday
  • 20:05

こんにちは、もりちゃんです。

 

前回と前々回のブログで久能山東照宮を訪れた話をしましたが、今日はその第3弾です。

 

無事久能山の入り口に着き、いよいよ1,159段の石段に挑戦です。そもそも今回の旅はこの石段が最大の目標だったんです。最近太り過ぎたせいもあり、ダイエットも兼ね心も身体もリフレッシュしたかったんです。

 

久能山入口2

 

気合いの入っているもりちゃんは、靴を運動靴に履き替え、コートも脱ぎ、タオルを首に回しいよいよ出発です。前回のブログでも話しましたが、ここまで来るのに約6kmの道のりを歩いたためか、石段を前にして若干弱っている自分は否めませんでした。

 

久能山入口3

 

一歩、そして一歩と前に進みます。普通の階段と違い、石段なので足場が不安定です。足の裏で微妙なバランスを取りながら進みました。振り返ると自分が登ってきた軌跡を確認でき、その向こうには駿河湾があるではないですか。来てよかったと思える瞬間でした。しかし、まだ数百段を登ったにすぎません。こんなとこで感動してどうするんだと自分に言い聞かせ、残りの千段近くある石段に挑みます。

 

久能山入口4

 

服の下からジワッと汗をかいていることに気付きます。爽快な汗です。階段の途中には所々にベンチが置いてあり、疲れた人が休憩できるようになっています。もりちゃんも何度か荷物を置き、休憩しながら階段の写真やそこから見える駿河湾の写真を撮影しました。駿河湾から道を挟んだ所には、道路沿いに何キロも続くビニールハウスが並んでいます。そうです。ここ久能山はイチゴで有名なのです。皆さんも聞いたことがあると思いますが、「章姫」「紅ほっぺ」といったブランドイチゴが栽培されているそうです。ちなみにもりちゃんは久能山に来るまでずっとこの道を歩いて来たんですよ。

 

久能山入口5

 

話を石段に戻しましょう。登り始めてからどれくらいの時間が経ったでしょうか。そして何段くらい自分は登ったのでしょうか。見上げるとまだまだ先は長そうです。脚はパンパンになり、息は途切れ、顔からは汗が流れ落ちてきました。周りを見ると、先ほどまで元気に駆け回っていた家族連れの子供たちも静かになっていました。みんな疲れてるんだなと思うと、自分だけではないと感じ安心しました。そんな中、もりちゃんはスーパーお母ちゃんを見かけました。5歳くらいの子がもう登れないとそのお母さんに言うと、お母さんは片手でその子を持ち上げ石段を登り始めました。となりのお父さんも驚いたようで、「凄いな」と感心していました。もりちゃんも心の中で拍手ですよ。「母強し」と改めて思いました。

 

石段に奮闘しながら歩いていると、疲れからか何も考えなくなるんですね。もしかしてこれが「無」という状態なのかと後日感じました。心のモヤモヤみたいなものをその時は感じずにいられました。そして知らないうちに足の疲れや息切れはなくなり、『一ノ門』という最初の門に到着しました。ここからも石段は続くのですが、久能山東照宮に一歩足を踏み入れられた達成感と満足感で満たされたのでした。

 

今回のブログはここまでです。

またね!!

 

次回予告

『いよいよ久能山東照宮』

 

 

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久しぶりの電車とバスの旅

  • 2019.12.28 Saturday
  • 21:30

こんにちは。もりちゃんです。

 

前回は『久能山東照宮への旅』と題しまして、もりちゃんが久しぶりの日曜日を満喫する決心をした話をしました。場所は題名にもあるように静岡県静岡市にある久能山東照宮に行ってきました。

 

今日は前回の続きで、いよいよ旅の始まりです。旅の前日からワクワクして、まるで小学校の遠足前のように眠れずに、結局最後に時計を見たのはもう午前3時を過ぎていました。こんなんで明日起きれるのかと心配になりましたが、目覚ましを3つ用意したので無事寝坊を避けることが出来ました。

 

朝の7時頃からシャワーを浴び、仕度をしていざ徒歩で御殿場駅に向かいます。朝早いこともあり、富士山のふもとの御殿場は寒いです。コートを着て、手袋をし、マフラーにくるまれながらおよそ15分の道のりです。前日に御殿場線の時刻表を調べていたので、沼津での東海道線への乗り換えはスムーズにいきそうです。

 

しかし、御殿場駅に到着し、ホームで電車を待っていると突如場内アナウンスが聞こえました。アナウンスによると、どこかの線路で誰かが非常ボタンを押してしまい点検するとのことでした。電車はおよそ10分ぐらい遅れ御殿場駅に到着しました。その結果、当初の計画の東海道線へのスムーズな乗り継ぎはできずに、沼津駅で数十分待つことになってしまいました。初っ端から大幅な計画の変更で先行きが思いやられる旅の始まりでした。

 

御殿場駅

 

東海道線で沼津駅を出発して静岡市に向かいます。もりちゃんは静岡県民でありながら、静岡市は生涯で高校時代の野球部の遠征で行った数回の草薙球場を除いて、たった3回しかありません。その内の2回は、アメリカで取得した運転免許であったため新たな免許を取るために行き、もう1回は家業でもある保育所の講習のために行きました。

 

というのも、もりちゃんの住んでいる御殿場は県庁のある静岡市よりも、新宿など東京の都市の方がはるかに時間も交通の便もいいのでそちらに行ってしまうのです。正直なところ、静岡市はまるで分からない、完全アウェイの場所なのです。

 

静岡駅


 

無事静岡駅に到着して、南口のバス乗り場から久能山行きの時刻表を見ると、直通のバスを2時間以上待たなければいけなく、その結果、東大谷というバス停まで行き、そこから久能山下行きのバスに乗り換えることにしました。

 

緊張で〜す。なぜかというと、バスに乗るのは何十年ぶりなんです。ていうかむしろ、バスにいつ乗ったか記憶にないくらい久しぶりなんです。普段どこに行くにもほぼ自動車を利用しているのでこういう時に困りますね。まず、どうやったら乗れるのか分かりません。なので、前の人の乗り方を参考にしてバスに乗ることにしました。そうするとバスに乗車する皆さんは、電車の改札と同じように財布などで「ピッ」とやってるじゃないですか。もりちゃん思わずガッツポーズです。「PASMOが使えるぞ。」当たり前だろと思われそうですが、運賃の払い方が実は一番不安だったんです。バスでもPASMOが使えるなんて便利な世の中になったんだと感心してしまいました。

 

終点の東大谷に着き下車しました。乗り換えの時刻表を確認するとなんと次のバスが来るまで1時間20分以上あるではないですか。「まじかよ!」周りを見渡しても時間を潰せそうなカフェはもちろん、食堂も一件もないんです。あるのはバス停にある自販機のみです。

 

スマホを取り出し、グーグルマップで現在地を表示します。目的地である久能山東照宮を検索すると、そこからおよそ6kmらしいです。「よし、歩くぞ。」グーグルマップに従い歩き出すと、そこには駿河湾があるではないですか。駿河湾沿いの150号線の気持ちいいくらいのまっすぐな道をひたすら歩き続けました。

 

夏なら賑わうのでしょうが、さすがに冬なのでサイクリングをする人やジョギングをする人とたまにすれ違う程度でした。バスで来るのもいいかもしれませんが、思い切って歩いてみて良かったと思います。海を見ながらただひたすら歩くなんて、何十年ぶりでしょうか。心地よい汗が、心地よい風で乾かされていく感じがとても気に入りました。

 

もりちゃんがアメリカの大学に在学中、海のすぐそばに引っ越しました。その頃は毎日のように愛犬「心之介」を連れて海岸を散歩しました。海岸に着くと、心之介のリードを外して思いっきり遊んだのを覚えています。長〜い、長〜い海岸線を何も考えずに走りました。砂のお城を作るのですが、完成すると心之介が破壊するという遊びをしたこともありました。

 

そんな過去の思い出をゆっくり思い出すのに十分なほど長い道のりを久能山東照宮に向けて歩きました。

 

それでは今回はこれくらいにして、続きは次回のブログで話します。

See you!

 

次回予告

『1,159段の石段』

 

 

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