こんにちは、もりちゃんです。
前回と前々回のブログで久能山東照宮を訪れた話をしましたが、今日はその第3弾です。
無事久能山の入り口に着き、いよいよ1,159段の石段に挑戦です。そもそも今回の旅はこの石段が最大の目標だったんです。最近太り過ぎたせいもあり、ダイエットも兼ね心も身体もリフレッシュしたかったんです。
気合いの入っているもりちゃんは、靴を運動靴に履き替え、コートも脱ぎ、タオルを首に回しいよいよ出発です。前回のブログでも話しましたが、ここまで来るのに約6kmの道のりを歩いたためか、石段を前にして若干弱っている自分は否めませんでした。
一歩、そして一歩と前に進みます。普通の階段と違い、石段なので足場が不安定です。足の裏で微妙なバランスを取りながら進みました。振り返ると自分が登ってきた軌跡を確認でき、その向こうには駿河湾があるではないですか。来てよかったと思える瞬間でした。しかし、まだ数百段を登ったにすぎません。こんなとこで感動してどうするんだと自分に言い聞かせ、残りの千段近くある石段に挑みます。
服の下からジワッと汗をかいていることに気付きます。爽快な汗です。階段の途中には所々にベンチが置いてあり、疲れた人が休憩できるようになっています。もりちゃんも何度か荷物を置き、休憩しながら階段の写真やそこから見える駿河湾の写真を撮影しました。駿河湾から道を挟んだ所には、道路沿いに何キロも続くビニールハウスが並んでいます。そうです。ここ久能山はイチゴで有名なのです。皆さんも聞いたことがあると思いますが、「章姫」「紅ほっぺ」といったブランドイチゴが栽培されているそうです。ちなみにもりちゃんは久能山に来るまでずっとこの道を歩いて来たんですよ。
話を石段に戻しましょう。登り始めてからどれくらいの時間が経ったでしょうか。そして何段くらい自分は登ったのでしょうか。見上げるとまだまだ先は長そうです。脚はパンパンになり、息は途切れ、顔からは汗が流れ落ちてきました。周りを見ると、先ほどまで元気に駆け回っていた家族連れの子供たちも静かになっていました。みんな疲れてるんだなと思うと、自分だけではないと感じ安心しました。そんな中、もりちゃんはスーパーお母ちゃんを見かけました。5歳くらいの子がもう登れないとそのお母さんに言うと、お母さんは片手でその子を持ち上げ石段を登り始めました。となりのお父さんも驚いたようで、「凄いな」と感心していました。もりちゃんも心の中で拍手ですよ。「母強し」と改めて思いました。
石段に奮闘しながら歩いていると、疲れからか何も考えなくなるんですね。もしかしてこれが「無」という状態なのかと後日感じました。心のモヤモヤみたいなものをその時は感じずにいられました。そして知らないうちに足の疲れや息切れはなくなり、『一ノ門』という最初の門に到着しました。ここからも石段は続くのですが、久能山東照宮に一歩足を踏み入れられた達成感と満足感で満たされたのでした。
今回のブログはここまでです。
またね!!
次回予告
『いよいよ久能山東照宮』
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