『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』

  • 2020.05.13 Wednesday
  • 07:43

JUGEMテーマ:小説/詩

 

こんにちは、もりちゃんです。

 

最近はコロナウィルスで外出もできなくなり、家で読書をする機会が増えました。本当はいろいろな所に行き、そこで読書をしたいのですが、このような状況では家でじっくり読むしかないですね。

 

今回紹介する本は、冬野夜空著『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』です。結論から言っちゃいましょう。涙が止まらないです。読んでいる最中にここから先を読むことができるのだろうかと何度も本を置きました。カフェや電車の中で読むことはできないほど切ないです。

 

 

物語のヒロインは綾部香織といい、病気のため永く生きることができません。そんな彼女の病気のことをクラスメートは知らず、むしろ明るい性格でクラスの輪の中に溶け込む憧れ的な存在の女の子です。そんな香織ですが、同じクラスのおとなしくて目立たないカメラ部の天野輝彦に言います。

 

「私を撮って。私のカメラマンになってほしいんだ!」

 

輝彦はしぶしぶカメラマンの役割を受け、それから二人は天真爛漫な香織に振り回されるようにいろいろな場所へ撮影に行くようになります。やがて輝彦は香織の病のことを知り、彼女の余命がわずかであることも知らされます。そしてなぜ香織が輝彦に写真を撮ってと頼んだかの意味も知ることになります。残り僅かの人生で悔いなく、今の自分をずっと写真に残していこうという前向きな気持ちと、やがて訪れる死に向き合う香織の気持ちを知り、輝彦は最後まで香織の写真を撮り続けることを決心します。

 

死を受け入れて、明るく精一杯毎日を過ごす香織ですが、不安な気持ちを輝彦にこぼすようになります。そんなある日香織は輝彦に言います。

 

「私のことを好きにならないでね。」

 

涙腺崩壊です。悲しすぎです。同時になんて香織は健気でいい子なんでしょうか。自分の気持ちよりも、自分がいなくなった時の輝彦の気持ちを心配して出た言葉だと解釈しています。

 

もりちゃんは以前飼っていたポメラニアンの心之介とのエピソードを思い出しました。心之介の仲良しだった親戚の犬が老衰で亡くなった時のことです。訃報の連絡を受け、心之介と最後のお別れを言いに親戚の家を訪れました。動かなくなってしまった親友を目の前に、心之介はもりちゃんが今まで聞いたことのない声で泣いていました。その時は自分も心之介の気持ちが痛いくらいに分かりました。残された方が何倍も辛いということを。

 

この本のヒロイン・香織も、自分がいなくなった時に残された側の輝彦の辛さを理解していたのではないかと思います。

 

香織と輝彦の「面白おかしく、切なく、純粋な、数か月間の物語」を是非読んでみてもらいと思います。ちなみに近所のTSUTAYAの小説コーナーでは「第1位」に輝いていました。

 

それではまた次回に会いましょう。チャオ!!

 

 

 

この本の情報は以下の通りです。参考にしてください。

 

冬野夜空『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』スターツ出版株式会社

ISBN978-4-8137-0831-5

2020年1月28日 初版第1版発行

 

英語塾橋本のホームページもご覧ください。

 

YouTube動画、「英語構文・英熟語‼」を公開しています。是非ご覧ください。

 

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